【Fuse】無料で人型モデルとアニメーションを作ってUnityで使う

無料で使えるFuseを使って超簡単に人型のモデルをUnityで使うときの注意点とか。

はじめに

たまたまヒト型モデルとアニメーションを超簡単に作れるFuseというソフトを知ったものの、
Unityで使う資料が少ないうえに日本語資料が無いので書きました。

公式の動画資料ですら古いバージョンでつらみだったので。

Fuseとは

人のモデルをパーツ選ぶだけで作れるすごいやつです。
リグも自動で作成、豊富なアニメーションも用意されてます。
Steam、AdobeCCで配信されてるっぽいです。プレビュー版なのでどっちも無料。昔は有料だったみたいです。

なお、UnityAssetStoreにあるFuseは公式サイトへの誘導テキストのみが入っている可哀そうなアセットです。ここから本体入手は出来ません。

Fuse is a standalone 3D character creator that enables you to make unique characters to use in your game. Fuse comes with 70+ body parts, 150+ clothing meshes, ...

AdobeCC版は他と一部パーツが違います。Steam版で作ったモデル読み込むとエラー吐かれます。逆もしかり。
リグ作成とアニメーション付けは全部ブラウザ上で行うのでSteam版もAdobeCC版も一緒です。

なお、公式サイト上でアニメーションとか選べるんですが、かなり使い勝手が悪いです。これについては後述します。

Fuseの良いとこ悪いとこ

Steam版があまりにも低評価なのでメリットデメリットを挙げておきます。

デメリット

  • 帽子パーツがあるのに帽子被ると髪がはみ出る
  • アプリケーション側からはobj形式でしか出力できない
  • アニメーションの異なるモデルの量産には不向き
  • そこまでパーツが豊富ではない
  • リグ作成、アニメーション付けをするときはクラウドにアップロード → 出来たモデルをダウンロードする手間が発生しこれが結構ストレス
  • ブラウザ上で行うアニメーション選択がもたつきがちでストレスフル

メリット

  • 人型のモデルがとにかく簡単に作れる
  • リグ作成とアニメーション作成をする必要がない
  • 作成したモデルとアニメーションは権利フリー

つまるところ、とりあえず権利関係を気にせずに手軽に走ったり撃ったり殴ったりするようなヒト型モデルが欲しい人向けです。
商業レベルには難しいと思います。

Fuse本体の使い方

ソフトウェア側で3Dモデルの作成をします。
英語ですがここで詰まることはないと思うので割愛します。

パーツだけ適当に選ぶでもよし、細かく体系を作るでもよし。

リグ作成・アニメーション付け

アップロード

Steam版だったら右上のAnimate
AdobeCC版だった右上のSave to Mixamoで出来ます。

ここから先はソフトウェアは使わずすべてブラウザ上で行います。
Auto-Riggerが終わったら、アニメーション選択画面になります。

アニメーションの選択

欲しいアニメーション単品だけ欲しければAllもしくはAnimationsから、
まとめてパッケージになっているのでよければFeaturesから選びます。
選んだら、左上のADD TO MY ASSETSから登録します。

ダウンロード

欲しいアニメーションを一通り選んだら、画面一番上のメニューからMy Assetsに移動します。

まずはMy Charactersからキャラクタを選び、QUEUE DOWNLOADを押します。
続いてMy Animationsからアニメーションを選び、同様にQUEUE DOWNLOADを押します。

ここでアニメーションにモデルがついている場合、必ずWithout Skinに変更しましょう。
モデルデータ込みでDLしたとしても、結局Unityで使う分にはアニメーションデータしか使わないのでデータの無駄です。

Unityで動かす

読み込み

続いてUnityで動かしてみます。
ダウンロードしたfbxファイルをすべて突っ込んだら、AnimationTypeをHumanoidにします。

このままAnimationContorllerに突っ込んでも動きますが、すべてReadOnlyになってしまうので、
Prefabの子供になっているAnimationを選択して複製(Ctrl+D)することでPrefabの外に出してあげます。

Animation Controllerを作る

頑張ります。
MaleLocomotionPackを使いました。

あとはこれをモデルにくっつけて、スクリプトから動かすだけです。

最後に

まぁ突っ込みどころはかなりありますが、ここまでサクッとタダで出来るのはかなりありがたいなあと思います。
一応プロジェクトデータをのっけておくので特に調整せず素材ママに使ったらどうなるのか見たい方はどうぞ。

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